
株式会社トークアイ様
- 企業ロゴ付きメール(BIMI)
「届かない」メールが商機を逃す?
企業ロゴ付きメール(BIMI)導入で信頼性を可視化
株式会社トークアイ 代表取締役社長 CEO 佐野 良太様
メールが「届くか」はビジネスの生命線
――なりすましメール対策設定(DMARC)、ポリシーの引き上げはどのように対応されましたか?
市場調査・インタビュー等を実施している当社は、メールを頻繁に配信しています。メールが「届くか、届かないか」は死活問題です。
DMARC設定のきっかけは、Google社の「メール送信者のガイドライン」変更でした。
DMARC設定・DMARCポリシーの引き上げは外部ベンダーに依頼し、約1年で対応を完了しました。
DMARCのポリシー強化は、時間をかけて慎重に
――DMARCポリシーの引き上げプロセスについて教えてください。
最初は「none(観察)」で開始し、約1年間モニタリング。外部ベンダー提供のダッシュボードで通過状況を綿密に確認し、問題がないことを確認した上で、企業ロゴ付きメール(BIMI)導入要件に合わせて「quarantine(隔離)」から「reject(拒否)」へ段階的に強化しました。
――企業ロゴ付きメール(BIMI)導入をご検討されたきっかけを教えてください。
お客様に対するなりすましメール対策、メール到達率・開封率の向上などから「メールを目立つ形で確実に読んでもらう」ことの重要性を強く感じていました。
当社は市場・アンケート調査を行っており、外資系企業からの依頼も多くあります。そうした企業からは、企業ロゴ所有証明書(VMC)や企業ロゴ付きメール(BIMI)を利用していない理由を問われることが度々ありました。
その中で、外部コンサルタントから紹介されたのが企業ロゴ付きメール(BIMI)です。メールにブランドのロゴマークを表示させることで受信者に安心感を与え、開封のきっかけになると考えました。
導入の決め手は「価格」と「対応の早さ」
――GMOブランドセキュリティでの導入の決め手は何でしたか?
以前も企業ロゴ付きメール(BIMI)を検討しましたが、当時は価格が年額20万円超のため導入を見送りました。そんな折に見たのがGMOブランドセキュリティのニュースリリースです。
「20万円を切ったら導入したい」と考えていた私たちのニーズに合致する価格帯で、問い合わせ後の対応も非常に迅速だったことが、導入の大きな決め手になりました。
技術的な壁は、乗り越える価値がある
――企業ロゴ付きメール(BIMI)導入に至るまで、ハードルに感じた部分はどこですか?
当社は商標登録の出願から開始したため、時間を要しました。商標登録は通常、取得に半年〜1年以上かかるため、企業ロゴ付きメール(BIMI)導入の最初の大きなハードルです。当社は自社で手続きを完了できましたが、多くの企業にとって最初の関門になると感じています。
また、SVGロゴファイルの作成・要件対応には専門知識が必要で、慣れないうちは戸惑う場面もありました。
導入を検討中の企業様へメッセージ
企業ロゴ付きメール(BIMI)導入には、商標登録や技術的な設定など相応の準備期間が必要です。しかし、それらを乗り越えることで、メールの信頼性を可視化し、ブランド価値を高めることができます。まずは専門家に相談し、余裕を持って段階的に進めることをおすすめします。