ただ、スマホの世界的な普及や、フィッシングサイトの急増など、近年デジタル環境も変化して来ましたし、運用面でも、徐々に社内の現状に合わなくなってきたので、そろそろ見直しの時期という認識で、さらに、ドメイン関連のインシデントを初めて経験したことも、ガイドライン見直しの必要性をリアルに感じ、実行に移すきっかけになりました。
今回のリニューアルでは、単に手順が分かる管理マニュアルのようなものではなく、ドメインを取る時も・捨てる時も、判断基準となる「大枠の方針」をはっきり打ち出し、実務者がブランドを悪用しようとする「敵」を明確に意識できるようにしたいという希望がありました。
GMOブランドセキュリティさんは、その点、ブランド侵害をしてくる「敵」のことを良く知っていて、複数の切り口から対抗策を提案してくれるし、インシデントから担当者だけでなく「企業」を守る「ブランド保護」の視点があるので、今回ガイドラインのリニューアルにあたっても引き続きお願いすることにしました。
コーポレートブランディング室はエンドユーザーと直接関わることはありませんが、会社のブランドイメージや、関係する社内の皆をインシデントから守るというミッションを担っています。このミッションをしっかりやり遂げるためには、妥協したくない部分と、柔軟にならなければバランスがとれない部分が混在しますが、そんな時、GMOブランドセキュリティの営業担当さんは、こちらのざっくりとした課題感に対して、検討しやすい選択肢を複数提示してくれたり、一緒に考えて背中を押してくれるような大変心強い対応をしてくれます。
こちらのミッションに深く共感してくれて、身近な味方のような感じで気軽に質問できるのは、ガイドラインに限らず、大切なことを決める時に、付き合いやすいと思っています。
ガイドラインの骨組みを実際に作ってくれるコンサルタントさんも、一般企業でドメイン管理業務に実際に携わった経験のある方なので、「こうあるべき」という理想と、「現場で実際にできるのはこの辺りまで」という現実の中で、ガイドラインは厳格にすれば良いというものでもなく、形骸化しては意味がない、という視点を共有できるのも安心感があります。